- 質問
- Uターン就職を希望する理由は何ですか?
- 回答
- やはり骨を埋めるのは生まれ育った故郷が一番と考えているためです。
- 質問
- しかし大学は東京ですね? 東京で暮らして実感したと思いますが、都会の生活は便利ですし、大きな企業も多いですよ。
- 回答
- たしかに東京の生活は便利ですが、半面物価も高く、かえって地方の方が暮らしやすいと思います。それに仕事を通じて故郷の経済を少しでもよくしたいという思いは早くから私にありました。
東京といった大きな都市の大学出身者に面接担当者が持つ疑念は都会回帰だ。面接担当者は都会の便利な生活に慣れた面接志望者が地方で働いていけるのか不安を抱いている。入社間もない頃は地方が良いにしても、月日が経過すていくにしたがい「やはり地方より都会」といった想いが募るのではないか、という疑いを捨てきれないのである。
回答例を見てもらうと良いのだが、生まれ育った故郷で自分が何をしたいか、または何ができるかを明確にし、やる気を主張して面接担当者を納得させよう。
これからのトレンドは地方です。生活してわかったのですが東京は人が多いため煩わしく、都会の快適性などというものはマスメディアがつくり出した紛い物です。第一、現在は情報技術の発展により、都会と地方の情報格差は大変小さくなっています。地方にいることの欠点はないに等しいと考えています。
この回答例を見ると正論に見えるのだが、「これからのトレンドは地方です」というのは自分が出した意見ではなく誰か(マスコミ)の受け売りだろう。また、都会を悪く言っているだけで、積極的に地方の住人になるという意志・意欲などが見られない。
さらに地方に住むことの欠点は、面接担当者は十分知っているはずなので、ただ快適な生活を送れそうと受け取られてしまえば、回答の難しい突っ込みが返ってくるだけである。
- 生まれ育った故郷の好きなところはどこかをまとめる
- 地方でしかできない仕事の目的意識をしっかりと主張する
- 地方で暮らすことによる欠点もきちんと調査しておく