- 質問
- あなたはどのようなタイプの上司が理想と思いますか?
- 回答
- まず私自身気づいていない仕事能力を見つけてくれる人、そして能力を引き出し、発揮する場を与えてくれる人です。
- 質問
- 能力は自分で引き出すものとは考えないのですか?
- 回答
- 入社して間もない私では自分を客観的にみる余裕はないと考えています。そういった境遇において自分を判断すると過大評価してしまう恐れがあると思います。
世論調査で「あなたの理想とする上司は誰ですか?」で上位にくるのはプロ野球の監督であったりする。これは裏を返すと「理想の上司」というより「甘えることのできる上司」であることが手に取るようにわかる。理想とする上司とは、部下の仕事能力が120%発揮できる環境をつくることのできる人であり、部下を評価するときは公平かつ公正であり、そしてリーダーシップがないといけない。上司のもっとも大事な仕事とは部下を能力に従い使いこなすことである。適材適所が如何にできるか、だ。
新入社員の能力はいわば白紙。白紙であるからこそ未開発の能力を探し出さなければいけない。その意味でこの回答例では当を得ているであろう。
私は何も縛らず自由に仕事をさせてくれる上司が理想だと考えています。また、目先の結果を優先するのではなく、長期的に見てもらいたいです。
この回答例はひどい。まず「自由に仕事をさせてくれる」とはどのようなことをいっているのか。どのような意味で言っているのかこの面接志望者はわかっているのだろうか。自由と好き勝手は似ていて全く異なるものだ。
又、上司の仕事は部下の管理である。部下は仕事の途中経過と結果を上司に報告する義務がある。また、「長期的に見てもらいたい」という考えは結果を出す自信がないと面接担当者にとられても不思議でない。これではただの言い訳だ。この回答例は全部自分の都合のよいことを要求しているお子さま同然である。
- 「仕事の結果を公正かつ公平に評価する」、「特定の人物を贔屓しない」、「部下の主張にきちんと耳を傾ける」、「リーダーシップがある」、「公私混同しない」などを交えて面接担当者に理想の上司をアピールする
- 自分自身の仕事に対する意気込みを考えてまとめる