- 質問
- あなたが尊敬する人物はどのような人ですか?
- 回答
- 坂本龍馬です。
- 質問
- 理由を教えてください。
- 回答
- 坂本龍馬がもしいなければ明治維新は実現しなかったのではないでしょうか。たとえ実現したとしても幕末・維新期の歴史は違うものになっていたと思います。
この質問には志望動機にも深く関係してくる。理由に、面接担当者は「自社を希望し、これからビジネスの世界で能力を発揮しようとしているあなたに影響を与えた人物は誰であるか」ということに関心をもつのである。
尊敬する人物のどのような言葉に感銘を抱き、自分の将来を決定しようとしたか、そのことを面接担当者が知ることにより、面接志望者の人間性を理解し、仕事に対する熱意、適正もある程度わかってくるのだ。
尊敬できる人物は回答例のように歴史人物でもよいし、恩師でもよい。人物がいないのであれば、名文・名句などでも問題ない。しかし、言葉の意味を正しく理解している必要がある。回答するときはその言葉の背景も答えるようにする。
私が尊敬する人物は○○界では知らぬものがいないと言われる○○○○です。○○氏は~~~(省略)~~~~、です。私もいつか○○氏のような大人物になりたいと思っています。
一番の問題点をあげると面接担当者が○○氏のことを知らないと言うことである。たしかに誰を尊敬しようと面接志望者の自由であるが、面接担当者が、○○氏が誰であるかを知らなければ、質問の意図するところに及ばない。したがって、○○氏という人物の説明を一から行い面接担当者に伝えなくてはいけない。
このように尊敬する人物はできるだけ、みなが知っているような人物をあげるほうが賢明であろう。あまりマニアックになりすぎるのも考えようだということを覚えておきたい。
- 歴史上の人物、両親、恩師、ベンチャー企業の創業者など、比較的誰もが知っているであろうと思われるところから選択して、尊敬しているポイントを簡潔にまとめる
- 世間的にあまり知られていない人物をあげる場合、尊敬に至る説明を必ず付け加えて面接担当者に理解してもらう必要がある