面接担当者の意地悪い質問。この質問の意図は、人が崖っぷちに陥ったときに見せ本音(本性)をみるためである。そこから面接志望者の本質を面接担当者は見極める。
圧迫質問は、面接担当者にとって「いじめ」であるといっても過言でないかもしれない(現に、そのようにとらえている面接志望者も多くいる)。しかし、いい意味でのいじめであろう。目的は困らせることにあるからだ。決して陥れようとしているわけではない。質問をする側にとって回答のなかに矛盾点や疑問点がある場合、それを突き詰める義務がある。
面接担当者にとってはこれも仕事のひとつである。面接志望者の上っ面だけでは本当の人間性を知ることができない。したがって、踏み込んだ質問をしてくる。
圧迫質問をしている面接担当者の心情は、「採用を考えているが、どこか決めかねる要素もみえる。どれ、試してみよう。これを気に抜けられれば採用だ」といったものである。いわば採用一歩手前、リーチ状態である。圧迫質問はピンチであるが大きなチャンスでもある。したがって、圧迫質問された場合、有望であるということを理解し、あわてず回答を行うようにしよう。
- (最終学歴から) 三流大学ですね
- 【対応】 大学ブランドに引け目を持たず、その大学を選択した理由を述べる
- (成績表から) 優が少数ですが
- 【対応】 仕事で成果を出すと強気に出る
- 専攻が文学部ですね
- 【対応】 少数派のアドバンテージ(有利な点)を活かす
- 当社の仕事は大変ですが
- 【対応】 仕事に楽なものはないと腹を決めてきていることをアピール
- 地方大学の出身ですね (これは、地元で就職しなかった理由や、のちのち帰ってしまうのではないかという疑いがある)
- 【対応】 (志望)会社に骨を埋める気持ちでいるとアピール