集団面接を極めよう

ディベート式集団面接の注意点

一言メモ

自由討論式を発展させた形。与えられたテーマに沿って意見交換をするのだが、2つのグループを作り、一方を賛成とするのであれば、もう一方は反対という立場で討論する。一通り終了したら、立場を入れ替えて再び討論を行うシステム。分析力、判断力、論理性、柔軟性を試す。

ディベート式集団面接の行われ方

ディベートは企業の意志決定の新しい手法として注目され、経営判断が早まるなどの長所があり、企画会議に多くの企業が採用するシステムである。通常、ディベートとは討論テーマの設定から開始し、資料やデータ収集、討論の手順を踏んで結論を導く手法をいうのだが、面接においては、面接志望者がほぼ半数ずつに別れてグループを作り、置かれた立場の正当性を競う。そして、討論が終了したら、立場を入れ替えて再討論を行う。

ディベート式集団面接の判断基準

自由討論式集団面接と大きな差はないが、途中で賛成派と反対派が入れ替わるため、一度、肯定していた考えを否定して再討論できるかどうかが鍵となる。頭の柔軟さが試されるだろう。また、前もって討論のテーマが与えられている場合は、適切な調査が行われているかも試される。

ディベート式集団面接の実践例

面接担当者 「“不良債権”をテーマにディベートを行ってもらいます。まず、不良債権を早期処理に賛成の立場のa君から、次に反対のb君が意見を述べてください。一応の結論が出たら、次に賛成と反対の立場を入れ替えて再討論します」
a 「不良債権は10年前から処理が必要であるとされてきましたが、未だに多くの債権が処理されずに~」
b 「そういわれていますが、遅れているのは景気回復が遅れているためであり、処理を焦ると優良債権まで不良化しますから~」

集団面接ならではの注意点

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